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2022/01/20

ブラジルにもサンタさんがやってきました。 家族と過ごすクリスマス。祈りの言葉に感動

2021年の妻のファビアの家族とのクリスマスの様子です。 

一番下に動画もあるのでご覧ください。


ファビアと従兄弟のバーバラちゃんが特別なカクテルを作ってくれました。
サンパウロに住んでいる彼女は毎回珍しいものを持ってきてくれます。写真の通りお茶目な女の子です。

ファビアのお姉さんアライネさんは55歳の誕生日、私と同い年なのです。ブラジルでは記念日に盛大に誕生会をしますが、個人差があるようです。お姉さんは記念日が大好きなのです。

コロナが続いているので普段はなかなか会えませんが、クリスマスでは気をつけながら少人数で集まりました。早く通常の日々に戻りたいですね。

アライネが用意したご馳走をみなでいただきました!

豪勢でした!

ブラジルのケーキは甘いのが多いのですが、アライネはいつも上品な甘さのケーキを用意してくれます。 それでも日本のより甘いと思います。

敬虔なキリスト教徒でもあるので食事の前にお祈りをします。この経験もブラジルで初めて出会いました。まず一人が指名されて感謝の言葉を述べ、この先の幸せを祈ります。その言葉は指名された人に任されます。私はまだ完璧にポルトガル語が分かりませんが、それでも定型句ではなくその人の言葉で語られていることがわかりました。感動的な瞬間です。ここら辺がただクリスマスを楽しむだけでなく、宗教的な場面だと思いました。そしてとっても大切な習慣だと感じました。


孫のニコラスと妻のファビアです!かわいいですね!


それでは動画もご覧ください。


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「ブラジル・シュウちゃんねる」



2021/11/15

ブラジルの難しい郵便事情 日本の友人からピップエレキバンが届いた話 ー 夕方散歩 ーマリリアの夕焼け (写真と動画あり) 

みなさんお元気ですか?

ブラジルの郵便事情


 日本の友人から素敵な贈り物が届きました。メインはピップエレキバンなんですが、他にもブラジルでは貴重な日本のものが入っていて嬉しかったです。ありがとうございます!
 
 ブラジルでも永谷園のお茶漬けとか売っているのですが、すべて3倍くらいの値段になります。とってもありがたいですね。ピップエレキバンは流石にブラジルでもないかもしれません。孫のニコラスのおやつまで入っていて気持ちがなおさら嬉しかったです。動画でも行っていますがブラジルの郵便事情はあまり良くないので長く待つのは当たり前になっていましたが、6月末に送ってくれて届いたのが11月です。
 しかもサンパウロについておき止めになっていました。その理由が税金を支払わなければ届けないということで、普通ならその通知が届くのですがズーーーとそのまま置いておかれたのです。ブラジルではある一定の商品は輸入税を課せられることがあります。それも気まぐれなことが多く、何にいくら課税されたのかは書いてありませんでした。なんとなくテキトーに郵便に記入してある値段を見て課税しているような気がします・・・・・ (泣) 約270レアルくらい取られました。

 しかし日本から愛のこもった品が届くのは嬉しいことです!送ってくださった友人はブラジルで出会った日本人です。ブラジルに来なかったら会えなかった貴重な出会いの一つです。彼女は当初ブラジルで苦労したのですが最後はブラジルトヨタの副社長第一秘書にまでなった人です。いつも明るくって、とっても面白い個性豊かな女性で、縁があってその後日本での結婚式にも参加することができました。思い出深い人の一人で、今でも交流があるのは嬉しいことです。
動画でも話しているので見てください。

 


先日風邪をひきました。



たいした風邪ではなかったのでよかったです。だいぶ回復したので、夕方散歩をしました。夕焼けが美しくって散歩して心洗われました。




やっぱり無理のない程度で散歩するのはいいですね! ブラジルの自然に癒されました。それではまたお会いしましょう! 来年は日本に行きたいな!




 動画をご覧ください


「ブラジル・シュウちゃんねる」

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2021/10/11

夢日記、おゆうじの話

夢を見た。

大きな野外会場でブラジルの焼肉シュハスコの準備をしている。

 たくさんの親族関係者がいる。そこにお西の僧侶マルコスさんもいて、軽く会釈をして挨拶をした。マルコスさんは間衣を着ているので、僕は「そうか!今日は矢野さんの法事だった」という事に気がついて、私も衣を部屋に取りに行った。途中高層のホテルの中間フロアに出て、自分の部屋にたどり着くまでに黒服のアテンドのチェックも入る厳しいホテルで自分の部屋になかなか辿りつかない。このままでは法事の始まりの時のお参りが出来なくなってしまうではないか!と焦ってくる。




 そうこうしている内に宴会は始まっていて、私ももう間に合わないのでマルコさんにお参りの代わりを頼んだ。せっかく部屋に着いて衣に着替えたのだが戻ってきた時には宴も盛り上がっていてなんだか役目を果たせなかった自分が情けない。しかし遅れてきたにもかかわらず皆は何事もなかったように自然で、最後に挨拶の法話をしてほしいと依頼をされる事になる。

 いつもの夢だったらあまりうまくお話することができずに焦って目が覚めるのだが、最近は夢の中で皆の前で喋っている場面が多いせいだろうか?なんだか上手くもないが、大きくぶれることもないお話をしてブラジルらししなんとなくの解散となる。

 場面はまたホテルに戻る。大きなホテルは空港にそのまま接続しており、急遽小松の本光寺の支部ともいえる場所で法事が決まり、なぜか私が指名されていくことになった。いつもの夢なら行こうと思ってもたどり着けなくって困るところで目が覚めるのだが、今回の夢では2件法事が終わってホテルに戻ったら、クラスメートの女子たちと携帯のマッチングアプリで好みの人の顔から、その人間と同じような顔の人を次々とピックアップしていって。運命の人、もしくは人間の顔が人生にどう影響するのかという単なる恋愛アプリ以上の人類の系統を顔で明らかにしていく、本格的画期的なアプリで。私がその場にいる数人の女性の一人にぼくは君のような人がすごい好みだからあなたの顔で試してみたいと言ったら快諾してくれて、アプリが選び出したのは沖縄の方の女性だった。へー そうなんだ!とびっくりしている。私の奥さんのファビアは沖縄のおじいちゃん、おばあちゃんがルーツなのできっとそういうことだと夢が覚めた後にわかった。でも夢の中ではファビアとはわかっていない。

 そこで、無料でマッチングアプリを使わせてもらったお礼にいくらか支払おうとして、そのアプリはいくらなの?と尋ねたら、2万5千円との返答にびっくりしたが、そのくらい本格的なアプリならそれはそうだよね! とか言いながら自分のお金が入ったボックスを開けていくらか払おうとする。 紙のボックスはお焼香の歓喜香のもので、その中にブラジルのお札と日本のお札が混じっている。結構入っている。その中から15000円を取り出し渡した。女の子は嬉しそうに受け取った。惜しい気もしたが、太っ腹な自分を見せたかったのだ。

そこで夢が覚めた。


 

お夕事を始めることになった。

ペドロ・エンリッキという青年が訪ねてきて仏教を学びたいという。聞くところによると11年間ネットなどで独学をしていたが、どうしてもお寺で直接学びたくなったのでネットで検索したらこのお寺がヒットしたということだ。

 もう2回きている。これは珍しいことで一回来てまた今度来ると言って二度と来ない人の方が多いのだ。

 でもそれでもいいと思っている。一生に一度のお寺参りの青年たちに出会うことは日本だとそうないだろう。

以上夢の話と、お夕事の話でした。

注 ※ おゆうじとはお寺の午後のお勤めのことです。写真は本当の私が勤めてるブラジルのお寺の法事の風景です。


いつもはYouTubeの動画の話をしているのですが。最近夢を覚えていることが多くなって、結構印象的だったので久しぶりに夢日記を書きました。夢日記をつけると相乗効果で、また明晰夢をみやすくなるというので、今後の趣味にいいかもと思っています。


「ブラジル・シュウちゃんねる」

2021/09/29

それでもブラジルにも毎年 彼岸は来る。2021年9月26日

お彼岸法要はここブラジルでもお勤めされています


 コロナ騒動で世の中はまだ揺れています。昨年の秋のお彼岸はお勤めすることができませんでした。しかし今年は予防注射がほとんどの高齢者が二度打っている状況ということもあり、お勤めすることができました。ありがたいことです。

 


当たり前のことがありがたい

 とはよく聞くことですが、それを実感させてくれたのが今回のコロナだったと思います。写真ではまばらに見えるかもしれませんが、45人くらいの方々がお参りに来てくださり、めいめいお供物を持ってきてくださり、それをお供えしてお勤めをし、その後仏教のお話を聞いて、そのあとお供物を皆でいただきました。

 8月のお盆法要が30人くらいのお参りでしたので、ひと月でお参りされる方も増えたことになります。その時聞いたのですがブラジルでは70歳以上の人は3回目の予防接種が決まったそうです。


当たり前のことなんてない


 今回、皆さんと一緒にお参りをして私自身も気合が入ったような気がします。毎年のお参りのイベントをいつの間にかローテーションをこなすように迎えていたような気がします。一回一回のお参りが一生に一回の大切なお勤めだということが身に染みました。それは、このコロナ禍において人が集まることが危険で不要不急の用事は避けてください、という世間になったにもかかわらずこうやってお寺にお参りに来てくださった多くの人たちの存在のおかげです。



選別できない人生


本来の私たちの命や生活は何一つとして選別できない全てが大切なことにも関わらず、「命をまもる」「迷惑をかけない」という印籠言葉で人々の生活を分断し、逆に大切な生活や命が奪われる事態になったが、昨今ようやくその仕組みが暴かれて来たような気がする。こういう事態はコロナ以前から起こってきたことだから、逆に今回のコロナが人間の傲慢さを暴いてくれたとも言える。
 私たちの人生は裏を返せばいつも緊急事態だったのである。この苦しみに満ちた世界の岸から、あちらの共なる悟りの岸へいこう!という仏教の教えは2600年前から緊急事態宣言を発令し続けていたのである。



現代の戦争


 現代の戦争はいきなり土地を奪いには来ないし、いきなり食料を奪いに来ない、いきなり人を殺したりはしない、平和と平等と健康と笑いに包んで正々堂々と自己責任の名において人々自滅させる形で進んでいます。または宗教、愛、信仰、信心という言葉を利用してやはりまた「自己責任」「あなたが選んだんですよね?」という爆弾で人を殲滅しようとしている。そういう戦争が始まって久しいということが今の時点で確認できていると思います。
 ではどうしたらいいのでしょうか?



おはぎを食べよう

 ブラジルでもおはぎを食べることができるのを知っていますか? お彼岸の季節にはおはぎ、ぼた餅の季節でもあります。このようにして仏教の教えは季節の食べものになるくらいまで私たちの生活に浸透しているのです。現代の見えない爆弾から身を守るためにはこういう長い歴史の願いが込められた食べ物をいただくことが大事です。昔は家でおばあちゃんやお母さんが手で作ってくれたものです。おにぎりも昔は外で買うものではありませんでした。もちろん家でのおにぎりはビニール手袋なんてしないで握るのです。それが大切だったのです。たとえば、おにぎりは家で作って食べるという形で見えない爆弾から身を守ることができます。たとえば、次回のお彼岸にはお寺に行って手を合わせて帰りにおはぎを食べてみませんか?家で作ってみるのもいいと思います。その一連の行為が私たちを守ってくれます。
それがひいては世界を救うことにもなるでしょう。


最後まで読んでくれてありがとうございます。ぜひブラジルにお出での際はマリリアにお寄りください。お待ちしております、🤗

「ブラジル・シュウちゃんねる」






2021/09/07

ブラジルに仏教を伝えた第一人者のブラジル人。ヒカルド・マリオ・ゴンサルベス先生Ricardo Mario Gonçalves師がお浄土へお帰りになりました。

本日202196日午前5時頃、南米開教区開教使Ricardo Mario Gonçalves師がご逝去されました。師は1981年に得度され、1986年から現在に至るまで35年間、開教使として、また南米教学研究所の研究員として南米開教区における教化活動の中心となりご活躍いただきました。その活動は大谷派だけにとどまらず、今日ではブラジルにおける仏教研究においても多大な功績を残されております。

真摯に教えに向き合う師の姿勢、お念仏が中心の人生を歩まれたそのお姿は、私たちにとっても大切な道標でございます。

このたびの師のご逝去を悼み、ここに謹んでお悔やみ申し上げます。





 上記のメールが監督部から昼に届く前から、各方面からリカルド先生がお亡くなりになったという情報が届いていました。以前から体調が悪く入院したが回復している、コロナの陽性だったが回復しているという話が届いていたので、非常にショックでした。そのままいつもの通りオンラインの朝のお勤めをしました。その朝の蓮如上人の御文は疫癘(えきれい)」の御文でした。


ヒカルド先生との出会い

 

 私がまだ大谷大学の学生だった時たまたま校内ですれ違っています。しかも二度も。おそらく校内を案内されていたのでしょう。随行の先生が私に「ブラジルから生出になっている先生なんですよ。」と教えてくださり、「それは、ようこそ遠いところから」と言いたかったのですが、英語も何もできない私は驚きも手伝って、頭を下げると、にっこり笑って日本語で「初めまして」とおっしゃったと思います。もしかしたら「ヒカルドです」とお名前もおっしゃっていたかもしれません。
 
 そういうことが確か二度、大谷大学時代にあったのです。きっと何か特別な研究の為に日本に滞在にされていたのでしょう。その時私はその20年後にはブラジルの地で先生に再会するとはこれっぽっちも思っていなかったのです。


ヒカルド先生の功績


 先生はブラジルの国立大学の最高峰であるUSP大学の歴史学の教授でもおいででした。

しかし、それ以上に10代の頃より日本文化に傾倒し、日本仏教を学び、自らも僧侶となり、多くの経典や仏教書を翻訳して、ここ南米の地に仏教、特に浄土真宗の他力念仏の教えを広めた第一人者でした。日本語は日本人よりも難しい漢字を読むことができ、当然、英語も堪能でした。まさに南米に生きる三蔵法師そのものの偉業を成し遂げて、しかも現在まで現役で活躍なさった方なのです。


 おそらく先生のポルトガル語の仏教書は今後日本語にも翻訳されるのではないかと思われます。またYouTubeに先生の法話がいくつも上がっているので見ることができます。それも今後翻訳されると思われます。


 先生の偉業は日本仏教の翻訳にあります。日本仏教とはいえ、中国の漢文の経典を用いつつ熟成されたものですので、中国語と日本の文化のバックグランドを読み込んだ上で、サンスクリット文献、また諸外国で翻訳されている主に英語の情報も取り入れて、ポルトガル語に訳しておいででした。ポルトガル語はカトリックの宗教用語が詰まっているので、例えば信心とか信仰という言葉をそのまま翻訳するとカトリックの用語の信心、信仰と誤解されてしまうので、工夫を凝らして仏教の国を超えて伝わってきたそのエッセンスを如何に訳するか? という超人的な仕事をしてこられました。


リカルド先生を念じて


 私は今だにポルトガル語もほぼできず、またそれでは日本語での仏教をマスターしているか? と問われたら困ってしまうような者ですが、それでも先生にお会いして、サンパウロでも先生の講義を(もちろん99%ポルトガル語ですが)聴聞する機会を頂けたのはありがたいことだと思います。


 今日の午後3時にオンライン葬儀が行われ、130人余りの方々が参加されましたが、まさに法然上人を彷彿とさせるように宗派を超えて、職種を超えて沢山の人々が参加されました。最後に数人の人が謝辞(弔辞)を述べられました。各宗派の方、翻訳家の方、先生の生徒で日本で活躍するブラジル人などなどです。そして皆さんが最後に「南無阿弥陀仏」と念仏を称えたのは、本願他力の教えに生涯を捧げたリカルド先生の念仏の教えが宗派を職種を超えて広がっている証しだったと思います。


現開教監督・輪番である塚本智光輪番が葬儀でご法話でリカルド先生のエピソードお話をしてくださいました。リカルド先生が、Tres joiasというブラジル仏教のドキュメンタリー映画の対談の時どなたかが、「ブラジルで仏教を学ぶものは高学歴で金持ちが多いのですがどう思われますか?」と尋ねた所、リカルド先生は憤慨したような面持ちで「いえ、仏教の教えは貧しい人こそ救われていく教えなのです」と応えたという話がでとても印象に残りました。

 仏教では貧しい人、金持ちを銀行口座の残高で決めるのではありません。また仏教の智恵とは色々な知識が頭に入っている人を指すのでもないのです。貧しい我々が共に救われていく道が本願他力の念仏の教えである事を即座に応えた先生の大切なエピソードです。



源空光明はなたしめ

門徒につねにみせしめき
賢哲愚夫もえらばれず
豪貴鄙賤もへだてなし


南無阿弥陀仏





大谷暢裕御門首のコメント


 最後に現在の真宗大谷派 (東本願寺)の門首である、大谷暢裕御門首の挨拶の一部を紹介します。先生のお父さん、大谷暢慶氏もリカルド先生と親交があり、大谷暢裕御門首自身も様々な教えを共に学んだことに感謝し、先生の偉業をたたえておいででした。またご家族を労り、今後も念仏の教えを大切にされる事をお願いされました。
 大谷暢裕御門首は現在日本の本山に住んでおいでですので、ブラジル時間の午後3時は日本では深夜の3時にもかかわらずオンライン葬儀に参加され、思い出を語り先生の偉業に感謝の言葉をかけてくださったのは大変ありがたい事でした。

最後に


ヒカルド先生、大変ありがとうございました。先生とたまに別院でお会いする時に、いつも丁寧に頭を下げて両手で手を握って「お元気ですか?」と優しく挨拶をしてくださったのが嬉しかったです。
 これから私は苦手な語学と仏教の勉強ですが、少しづつ続け先生の残された本を読めるようになる事を目標にします。現在先生を中心に翻訳された『口伝鈔』を毎日少しづつですが読んでおります。

南無阿弥陀仏




ー以下、疫癘(えきれい)」の御文の本文ー


当時このごろ、ことのほかに疫癘とてひと死去す。これさらに疫癘によりてはじめて死するにはあらず。生まれはじめしよりしてさだまれる定業なり。さのみふかくおどろくまじきことなり。しかれども、いまの時分にあたりて死去するときは、さもありぬべきようにみなひとおもえり。これまことに道理ぞかし。このゆえに、阿弥陀如来のおおせられけるようは、「末代の凡夫、罪業のわれらたらんもの、つみはいかほどふかくとも、われを一心にたのまん衆生をば、かならずすくうべし」とおおせられたり。かかる時はいよいよ阿弥陀仏をふかくたのみまいらせて、極楽に往生すべしとおもいとりて、一向一心に弥陀をとうときことと、うたがうこころつゆちりほどももつまじきことなり。かくのごとくこころえのうえには、ねてもさめても、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏ともうすは、かようにやすくたすけまします、御ありがたさ、御うれしさを、もうす御礼のこころなり。これをすなわち仏恩報謝の念仏とはもうすなり。あなかしこ、あなかしこ。

延徳四年六月 日








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ちなみにドキュメンタリー映画Tres joiasは、本派本願寺の僧侶、菅尾健太郎(日本人)が監督で、現在私と同じマリリア市に住んでおいでです。マリリア市の西本願寺の僧侶です。

さらに、ヒカルド先生の日本映画の字幕翻訳の功績を称えた記事のリンクを添えます。
椿三十郎やナショナルキッド、七人の侍などです。

2021/08/28

中日新聞 今週のことば   尾畑文正  ポルトガル語・英語翻訳付き 「私は花火の事を考へてゐたのです。我々の生(ヴィ)のやうな花火の事を。」 芥川龍之介「舞踏会」

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