2024/07/26

東本願寺お盆 冊子  ほとけの子 No.5 より お墓をつくったことがありますか?

東本願寺お盆 冊子  ほとけの子 No.5 より



 お墓をつくったことがありますか?


 犬や猫や鳥や虫や魚や・・それ以外にも生き物のお墓をつくったことがありますか?もし、つくったことがあるとしたら、不思議ですね。毎日食べている牛や豚や鳥 や魚のお墓はつくらないのに(ひょっとしたらつくった ことがあるかもしれないけれど)、どうして「その」いのちが終わった時にはお墓をつくったのでしょうか。   


 それはもしかしたら、その生き物にいのちを感じたときに、お墓をつくるのかもしれませんね。だから、たとえ「その」生き物となんの思い出がなかったとしても、お墓をつくることがあるのかもしれません。 

 そして、もしその時に手を合わせたり、おじぎをしたりしたとしたら、不思議ですね。どうしてそうしたのでしょう。


 いつからかはわかりませんが、昔々から、毎日毎日、今この時もどこかで誰かの何かのいのちが生まれ生き死んでいきます。


その営みの中で人間はいつからか、苦しんだり悲しんだりするようになりました。ただ生きてただ死んでいくことができなくなって、苦しんだり悲しんだりさみしくなったりするようになりました。


でもそれはいのちの重さ、かけがえのなさを知ったからです。それを大事にしたくて、でもどうしていいかわから ないから、苦しんだり悲しんだりさみしくなったりするのかもしれません。


 苦しむのも悲しむのもさみしくなるのも、「大事にしたい」から。生きることを終えていったいのちを前にして、手を合わせたり おじぎをするのは、その「大事にしたい」という心を思い出しう けとった姿なのかもしれませんね。







Você já fez um túmulo?


Você já fez um túmulo para um cachorro, gato, pássaro, inseto, peixe ou qualquer outro ser vivo? Se você já fez, isso é curioso. Mesmo que nós não façamos túmulos para as vacas, porcos, aves e peixes que comemos todos os dias (talvez alguém já tenha feito), por que você fez um túmulo quando “aquela” vida terminou?


Talvez façamos túmulos quando sentimos a vida naquele ser. Então, mesmo que não tivéssemos nenhuma lembrança especial com “aquele” ser, às vezes fazemos um túmulo para ele.


E se naquele momento, juntamos as mãos em oração ou nos curvamos, isso também é curioso. Por que fizemos isso?


Não sabemos desde quando, mas há muito, muito tempo, todos os dias, neste exato momento, em algum lugar, a vida de alguém ou de algum ser está nascendo, vivendo e morrendo.


Nesse ciclo, os seres humanos em algum momento começaram a sofrer e a se entristecer. Não conseguimos mais apenas viver e morrer, e começamos a sofrer, nos entristecer e sentir solidão.


Mas isso acontece porque compreendemos o valor e a insubstituibilidade da vida. Queremos valorizar isso, mas não sabemos como, e por isso sofremos, nos entristecemos e nos sentimos solitários.


Sofremos, nos entristecemos e nos sentimos solitários porque queremos valorizar a vida. Ao juntar as mãos em oração ou nos curvar diante da vida que chegou ao fim, talvez estejamos expressando e lembrando desse desejo de valorizar a vida.





1. túmulo -

2. cachorro -

3. gato -

4. pássaro -

5. inseto -

6. peixe -

7. ser vivo - 生き物

8. curioso - 不思議な

9. vaca -

10. porco -

11. ave - 鳥(食用の)

12. comemos - 食べる

13. vida -

14. sentimos - 感じる

15. lembrança - 思い出

16. oração - 祈り

17. curvar-se - お辞儀する

18. nascer - 生まれる

19. morrer - 死ぬ

20. solidão - 孤独



21. fazer - 作る

22. momento - 瞬間

23. alguém - 誰か

24. todos os dias - 毎日

25. exato - 正確な

26. ciclo - サイクル

27. humanos - 人間

28. começaram - 始めた

29. sofrer - 苦しむ

30. entristecer - 悲しむ

31. sentir - 感じる

32. valor - 価値

33. insubstituibilidade - 代えがたさ

34. compreender - 理解する

35. expressar - 表現する

36. desejo - 願望

37. querer - 欲しい

38. importância - 重要性

39. lembrar - 思い出す

40. final - 終わり


insubstituibilidade」の発音は確かに少し難しいかもしれません。以下に、発音のコツと段階を分けた練習方法を説明します。


### 分解して発音する

この単語は長いので、いくつかの部分に分解して練習すると良いでしょう。


1. in-:

   - 日本語の「イン」と同じです。


2. sub-:

   - 「スブ」と発音します。英語の「submarine(潜水艦)」の「sub」と同じ発音です。


3. sti-:

   - 「スティ」と発音します。日本語の「スティック」に近い音です。


4. tu-:

   - 「トゥ」と発音します。英語の「to」の音に近いです。


5. í-:

   - ここでは強勢が置かれるので、「イー」と長めに強く発音します。


6. bi-:

   - 「ビー」と発音します。


7. li-:

   - 「リー」と発音します。


8. da-:

   - 「ダ」と発音します。


9. de:

   - 最後は「デ」と発音します。


### 組み合わせて練習する

これらをゆっくり組み合わせていきます。


1. in-sub:

   - 「インスブ」と発音します。


2. sub-sti:

   - 「スブスティ」と発音します。


3. sti-tu:

   - 「スティトゥ」と発音します。


4. tu-í:

   - 「トゥイー」と発音します。ここでは「í」に強勢を置きます。


5. í-bi:

   - 「イービ」と発音します。


6. bi-li:

   - 「ビーリー」と発音します。


7. li-da:

   - 「リーダ」と発音します。


8. da-de:

   - 最後に「ダデ」と発音します。


一連の流れ

これらの部分を繋げて、少しずつ早く発音していきます。


in-sub-sti-tu-í-bi-li-da-de


 一歩一歩繋げる

1. in-sub-sti:

   - 「インスブスティ」


2. sti-tu-í:

   - 「スティトゥイー」


3. í-bi-li:

   - 「イービリー」


4. li-da-de:

   - 「リーダデ」


最後に全体をスムーズに繋げてみます。


in-sub-sti-tu-í-bi-li-da-de


練習のポイント

- ゆっくりと確実に発音することから始め、徐々に速度を上げていきます。

- 強勢(アクセント)は「í」に置くことを忘れないようにします。

- 鏡を見ながら口の形を確認し、正しい発音を目指します。


これらの方法で練習すれば、徐々に「insubstituibilidade」の発音に慣れていけるでしょう。何度も繰り返してみてください。


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2024/07/05

頬(ほ)につたふなみだのごはず一握の砂を示しし人を忘れず 石川啄木 今週のことば 尾畑 文正

頬(ほ)につたふなみだのごはず一握の砂を示しし人を忘れず




石川啄木
今週のことば


尾畑 文正


  能登半島地震で家族を奪われた人たちの悲しみに心が震える。私の姉も、1959(昭和34)年の伊勢湾台風で命を奪われた。いつも「台風よ、姉を返せ」と叫んでいた。悲しみは今も消えない。悲しみの中で姉を想い、姉と共に生きてきた。悲しみを消す必要はない。悲しみの中でこそ、こぼれ落ちる「一握の砂」のように自らの生と死を私に示して逝った姉と出会うことができるのだ。
 フランスの詩人ジャン・タルデューは「死んだ人々は、還(かえ)ってこない以上、生き残った人々は、何が判ればいい?」と問う。悲しみは想いを超えて込み上げてくる。
だから、悲しみは、死んだ人々が、生きる人に、何かを託し、願い、どう生きるのかと、呼び掛ける伝言ではないだろうか。
 たとえ「一握の砂」がこぼれ落ちても、悲しむ私の心にいつも姉がいるように、地震で「あなた」の命が奪われ、悲しむ人たちは、「あなた」を忘れはしない。
(同朋大名誉教授)



"Eu nunca esquecerei da pessoa que, sem sequer enxugar as lágrimas que corriam pelo rosto, me mostrou um punhado de areia."
Palavra da Semana
Bunsho Obata

Meu coração treme com a tristeza daqueles que perderam suas famílias no terremoto da Península de Noto. Minha irmã também foi levada pelo Tufão Isewan em 1959. Eu sempre gritava: "Tufão, devolva minha irmã". A tristeza não desaparece. No meio da tristeza, penso na minha irmã e vivo com ela. Não é necessário apagar a tristeza. É na tristeza que posso encontrar minha irmã, que me mostrou a vida e a morte como um punhado de areia que escorrega.
O poeta francês Jean Tardieu pergunta: "Se os mortos não podem voltar, o que os vivos devem entender?" A tristeza surge além dos sentimentos.
Portanto, a tristeza não seria uma mensagem que os mortos deixam para os vivos, confiando algo, desejando e perguntando como viver?
Mesmo que um punhado de areia caia, minha irmã sempre estará em meu coração triste, e as pessoas que choram pela vida perdida no terremoto não esquecerão de “você".
 
Professor Emérito da Dōhō Daigaku




ポルトガル語の単語とその日本語訳をいくつか挙げます:

1. esquecerei (忘れる) - 記憶から失うこと。
2. lágrimas (涙) - 悲しみや感動のときに目から流れる水。
3. coração (心) - 感情や思いを感じる場所。
4. tristeza (悲しみ) - 喪失感や不幸によって感じる感情。
5. terremoto (地震) - 地面が揺れる自然現象。
6. Tufão (台風) - 強い風と雨を伴う気象現象。
7. vida (命) - 生物が持つ存在の状態。


翻訳にあたって重要な構文を5つ挙げ、解説します:

1. 比喩表現: ポルトガル語では「um punhado de areia」(一握りの砂) のように、比喩を用いることで、抽象的な概念や感情を具体的なイメージで表現します。この比喩は、人生のはかなさや、失われた人への思いを象徴しています。
2. 過去形の使用: 「esquecerei」(忘れる) のように、過去形や未来形を用いて、時間の流れの中での感情の変化や決意を表現します。
3. 接続詞の使用: 「Mas」(しかし)、「Portanto」(それゆえに) などの接続詞は、文章内の因果関係や対比を明確にします。
4. 主語の省略: ポルトガル語では文脈上明らかな場合、主語を省略することがあります。日本語翻訳では、これらの省略された主語を適切に補う必要があります。
5. 情感を表す表現: 「Meu coração treme」(私の心は震える) のように、直訳ではなく、感情を表すフレーズを用いて、原文の情感を日本語にうまく移し替えることが重要です。

Takuboku Ishikawa
https://pt.wikipedia.org/wiki/Takuboku_Ishikawa
石川啄木
https://ja.wikipedia.org/wiki/石川啄木



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