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2021/10/04

ブラジルのコソ泥被害。 そしてそこから立ち上がる。

 ブラジルのコソ泥被害


ブラジルに来てから14年目ですが、サンパウロで数回、マリリアで数回、そして今回はバウル市で(私が関係して)初めてのコソ泥被害に遭ってしまいました。

 ブラジルの人でも「ブラジルはいいところだけども、泥棒さえいなければね」
という言葉をよく聞きます。日本に比べたら残念ながら多いのです。私の妻ファビアも一緒に日本に来た時は、日本の家の塀が低いことに驚いていたくらいです。

 今回は誰もお寺にいないときに、深夜泥棒が塀を超えて入り、電線やインターネットの線を引っこ抜き奪ったという内容のものです。そんなもの盗んで金になるの?とお思いでしょうが、少しだけ金になるのです。いわゆる端金なのですが、その少しのお金を盗むために泥棒は入ってきます。日本でも賽銭泥棒が今でもありますよね?幸い、この写真の場所は厳重な鍵で守られていて、お寺のモノはぬ夢魔れることはなかったのです。


毎月のお参りの風景



対策があります。


ああ、やっぱりブラジルは怖いところだ!と思われるかもしれませんが、先ほど言ったように日本でもコソ泥はいます。私が子供の頃にもお寺に賽銭泥棒や、お墓のお供物を盗む泥棒、または怖い人が物を売りつけにくるってこともありました。

 そしてその対策があるように、ブラジルにも泥棒に対する対策があります。それについては、以前に幾つか書いているのでぜひ参考にしてみてください。もちろん日本の泥棒対策にもなります。

 今回は、鉄条網をつけ、アラームをつけました。鉄条網はバウルのお寺はもともと塀も高かったのですが、唯一一箇所頑張れば入れる場所があったのです、その場所を鉄条網で強化しました。

鉄条網をつけた
 

次にアラーム。これは泥棒がそれでも無理矢理入ったときに、アラームがなるセンサーを付け、警備会社に連絡が行く仕組みです。月額1500円ほどかかるようです。

アラーム解除ボタン

私たちが入るたびに暗証番号を押して解除します。解除に失敗したら警備会社に連絡が行きます。他にもいろいろコツがありますが、それは秘密です。


開くとこんな感じ


逆縁で皆の結束が高まる


 今回コロナ時期を経てのコソ泥被害でお寺的には財政もきつい中、被害の修復と警備の強化で大変でしたが、サンパウロの本部も心配してくださり、助成金を送ってくださり大変助かりました。皆さんも喜んでおいででした。それでもその5倍ほどの費用がかかったのですが、一人一人のメンバーが結束してあっという間に修復、強化されたのです。酷い目に遭いましたがそれが返ってお寺の結束の強さを見せた形になり。頼もしく感じました。みなさんありがとうございました!

 いろいろ対策はありまが、人間の気持ちが一番大事だと感じました。

以前のコソ泥対策に関するブログ

以前の泥棒対策の動画

ブラジルでの泥棒対策ーWi-Fiカメラを設置するー

お寺の掲示板の話とブラジルの泥棒対策について 夕方散歩

泥棒よけにもなる。夜中に自動点灯するLEDを再び設置

ブラジル泥棒対策! お寺の門前に夜警ランプ




「ブラジル・シュウちゃんねる」



Templo Nambei Honganji de Bauru

Av. Castelo Branco, 7-50 Vila Independência Bauru SP

CEP 17052-000 

+551432361344

2021/09/02

ブラジル、アラサツーバで起こった事件、(動画あり)重武装20人超が深夜に銀行連続襲撃 ATM爆破に人質を盾に銃撃も


まずはニュース記事と動画をご覧ください。

その後最後にアラサツーバに住んでいる私の知り合いから聞いた話と私の感想を書いています。


以下ニュース

《ブラジル》重武装20人超が深夜に銀行連続襲撃=ドローンで警察監視、ATM爆破に人質を盾に銃撃も

https://www.nikkeyshimbun.jp/2021/210831-13brasil.html

ニッケイ新聞より


 30日深夜0時過ぎ、約10台の車に分譲した20人以上の重武装した強盗団が、サンパウロ州アラサトゥーバ市中心部に立ち並ぶ銀行3軒を約2時間がかりで次々に襲い、町中がパニックに陥った。近隣住民が人質とされた上、数多くの爆破行為や銃撃戦などが行われた末、3人が死亡、5人が重傷を負う惨事となった。30日付現地サイトが報じている。

 サンパウロ州北西部の人口20万人の中核都市アラサトゥーバが恐怖に包まれた。発端はルイ・バルボーザ広場近くで、20人ほどの強盗団がサフラ、ブラジル、連邦貯蓄(CAIXA)の三つの銀行支店の現金引き落とし機(ATM)を襲ったことにあった。


犯人たちは10台の車で移動し、通りにいた人たちを捕まえて人質にし、車の屋根やボンネットに乗せて、警察からの銃撃を避ける盾代わりにした。警察によると、犯人たちはドローンを使って警察の所在や自分たちの位置を確認していたという。
 強盗団は少なくとも14カ所で爆破行為を行った。市内20カ所に40の爆発物を仕掛けたとの通報を受けた警察が特殊戦術行動グループ(Gate)を派遣し、爆発物の処理を行う一方、外出しないよう市民に警告を流した。

 この事件は事件発生直後からSNS上で話題となり、強盗たちが警察と銃撃戦を行う様子をSNSに投稿するために録画していて銃弾を浴びた住民もいた。
 住民2人と強盗団の1人が死亡。強盗3人が逮捕された。住民5人がサンタカーザ病院に運ばれ、1人はケガの治療後に退院した。だが4人は重傷で入院しており、うち3人は銃弾を浴びたが容体は安定している。もう一人、25歳の男性は自転車で走行中に爆発に巻き込まれて、両足と手の指を失う大ケガを負い、手術後も酸素吸入などを受けているという。
 犯人はなおも逃走を続けている。アラサトゥーバ市は夜が明けた後、市民感情などを考慮し、同日は市立校の授業を中止すると発表。州立校もそれにならった。
 同市では、爆発物が爆破した後の処理や、仕掛けられた爆発物処理の必要のため、商店や保健所が休業状態となった。また、同市から周辺地域へのコロナワクチンの配布も止まったため、ビリグイ市でも接種が中止された。




動画

動画

事件があったアラサツーバ市



ここからは私の聞いた話と感想です。


 アラサツーバは私が住んでいるマリリア市から車で2時間ほどの小都市で、私も何度も行き来している場所です。マリリアの方が少し大きいくらいの市なので、今回の事件は他人事ではないと思いました。
 アラサツーバ在住の友人によると、深夜12時頃に「パンパン!」という音が聞こえてきて、最初は若者が花火をあげている(ブラジルでは、サッカーの試合後によくある)のかと思ったが、なかなか終わらずしかも大きな爆発音や機関銃掃射の音らしきものが聞こえてきたので(友人は日本で自衛隊の駐屯地の近くに住んでいたので、演習の時の音に似ていたと言っています)、若者がおもちゃで兵隊ごっこをしているのか?と思った後に窓を開けて音のする方向を眺めていたら、なにやら焦げ臭い匂いをかんじたので、「マフィアの抗争かな?・・・・」くらい思っていたそうです。

 その日はそのまま就寝、翌朝近所の様子がいつもと違って静かすぎるので、何かの休日日か?と勘違いするほどだったそうです。 しかしその後ニュースや、心配の電話、連絡が来て事態を知ったそうです。
 その後の具体的な事件は上記に書いてある通りです。 私的には友人が無事でほっとしました。
 
怖かったのは、爆薬を色々なところに仕掛けた、そして実際それで両足を失い指が吹き飛んだ若者がいること。痛ましいことです。 
こういう事態が起こった時は何も触らず、避難することだと思います。

さらに事件の様子を携帯カメラで撮っていた人が撃ち殺された事実。
私もYouTubeをやっていますので、動画を撮った人の気持ちが分かります。事件が起こった時は「自分は大丈夫。だって関係ないんだから」と勘違いすることがあります。
しかし、この場合も速やかにその場から離れることに集中すべきだと思います。私自身も肝に銘じたいと思いました。 

 こう言った銀行を武装した集団が襲う事件は定期的に起こっています。今後電子マネー化がブラジルでもさらに加速すると思われます。

これ以上このような痛ましい犠牲が出ないようにと、こころから思いました。

「ブラジル・シュウちゃんねる」




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