ラベル 出遇い の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 出遇い の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021/09/07

ブラジルに仏教を伝えた第一人者のブラジル人。ヒカルド・マリオ・ゴンサルベス先生Ricardo Mario Gonçalves師がお浄土へお帰りになりました。

本日202196日午前5時頃、南米開教区開教使Ricardo Mario Gonçalves師がご逝去されました。師は1981年に得度され、1986年から現在に至るまで35年間、開教使として、また南米教学研究所の研究員として南米開教区における教化活動の中心となりご活躍いただきました。その活動は大谷派だけにとどまらず、今日ではブラジルにおける仏教研究においても多大な功績を残されております。

真摯に教えに向き合う師の姿勢、お念仏が中心の人生を歩まれたそのお姿は、私たちにとっても大切な道標でございます。

このたびの師のご逝去を悼み、ここに謹んでお悔やみ申し上げます。





 上記のメールが監督部から昼に届く前から、各方面からリカルド先生がお亡くなりになったという情報が届いていました。以前から体調が悪く入院したが回復している、コロナの陽性だったが回復しているという話が届いていたので、非常にショックでした。そのままいつもの通りオンラインの朝のお勤めをしました。その朝の蓮如上人の御文は疫癘(えきれい)」の御文でした。


ヒカルド先生との出会い

 

 私がまだ大谷大学の学生だった時たまたま校内ですれ違っています。しかも二度も。おそらく校内を案内されていたのでしょう。随行の先生が私に「ブラジルから生出になっている先生なんですよ。」と教えてくださり、「それは、ようこそ遠いところから」と言いたかったのですが、英語も何もできない私は驚きも手伝って、頭を下げると、にっこり笑って日本語で「初めまして」とおっしゃったと思います。もしかしたら「ヒカルドです」とお名前もおっしゃっていたかもしれません。
 
 そういうことが確か二度、大谷大学時代にあったのです。きっと何か特別な研究の為に日本に滞在にされていたのでしょう。その時私はその20年後にはブラジルの地で先生に再会するとはこれっぽっちも思っていなかったのです。


ヒカルド先生の功績


 先生はブラジルの国立大学の最高峰であるUSP大学の歴史学の教授でもおいででした。

しかし、それ以上に10代の頃より日本文化に傾倒し、日本仏教を学び、自らも僧侶となり、多くの経典や仏教書を翻訳して、ここ南米の地に仏教、特に浄土真宗の他力念仏の教えを広めた第一人者でした。日本語は日本人よりも難しい漢字を読むことができ、当然、英語も堪能でした。まさに南米に生きる三蔵法師そのものの偉業を成し遂げて、しかも現在まで現役で活躍なさった方なのです。


 おそらく先生のポルトガル語の仏教書は今後日本語にも翻訳されるのではないかと思われます。またYouTubeに先生の法話がいくつも上がっているので見ることができます。それも今後翻訳されると思われます。


 先生の偉業は日本仏教の翻訳にあります。日本仏教とはいえ、中国の漢文の経典を用いつつ熟成されたものですので、中国語と日本の文化のバックグランドを読み込んだ上で、サンスクリット文献、また諸外国で翻訳されている主に英語の情報も取り入れて、ポルトガル語に訳しておいででした。ポルトガル語はカトリックの宗教用語が詰まっているので、例えば信心とか信仰という言葉をそのまま翻訳するとカトリックの用語の信心、信仰と誤解されてしまうので、工夫を凝らして仏教の国を超えて伝わってきたそのエッセンスを如何に訳するか? という超人的な仕事をしてこられました。


リカルド先生を念じて


 私は今だにポルトガル語もほぼできず、またそれでは日本語での仏教をマスターしているか? と問われたら困ってしまうような者ですが、それでも先生にお会いして、サンパウロでも先生の講義を(もちろん99%ポルトガル語ですが)聴聞する機会を頂けたのはありがたいことだと思います。


 今日の午後3時にオンライン葬儀が行われ、130人余りの方々が参加されましたが、まさに法然上人を彷彿とさせるように宗派を超えて、職種を超えて沢山の人々が参加されました。最後に数人の人が謝辞(弔辞)を述べられました。各宗派の方、翻訳家の方、先生の生徒で日本で活躍するブラジル人などなどです。そして皆さんが最後に「南無阿弥陀仏」と念仏を称えたのは、本願他力の教えに生涯を捧げたリカルド先生の念仏の教えが宗派を職種を超えて広がっている証しだったと思います。


現開教監督・輪番である塚本智光輪番が葬儀でご法話でリカルド先生のエピソードお話をしてくださいました。リカルド先生が、Tres joiasというブラジル仏教のドキュメンタリー映画の対談の時どなたかが、「ブラジルで仏教を学ぶものは高学歴で金持ちが多いのですがどう思われますか?」と尋ねた所、リカルド先生は憤慨したような面持ちで「いえ、仏教の教えは貧しい人こそ救われていく教えなのです」と応えたという話がでとても印象に残りました。

 仏教では貧しい人、金持ちを銀行口座の残高で決めるのではありません。また仏教の智恵とは色々な知識が頭に入っている人を指すのでもないのです。貧しい我々が共に救われていく道が本願他力の念仏の教えである事を即座に応えた先生の大切なエピソードです。



源空光明はなたしめ

門徒につねにみせしめき
賢哲愚夫もえらばれず
豪貴鄙賤もへだてなし


南無阿弥陀仏





大谷暢裕御門首のコメント


 最後に現在の真宗大谷派 (東本願寺)の門首である、大谷暢裕御門首の挨拶の一部を紹介します。先生のお父さん、大谷暢慶氏もリカルド先生と親交があり、大谷暢裕御門首自身も様々な教えを共に学んだことに感謝し、先生の偉業をたたえておいででした。またご家族を労り、今後も念仏の教えを大切にされる事をお願いされました。
 大谷暢裕御門首は現在日本の本山に住んでおいでですので、ブラジル時間の午後3時は日本では深夜の3時にもかかわらずオンライン葬儀に参加され、思い出を語り先生の偉業に感謝の言葉をかけてくださったのは大変ありがたい事でした。

最後に


ヒカルド先生、大変ありがとうございました。先生とたまに別院でお会いする時に、いつも丁寧に頭を下げて両手で手を握って「お元気ですか?」と優しく挨拶をしてくださったのが嬉しかったです。
 これから私は苦手な語学と仏教の勉強ですが、少しづつ続け先生の残された本を読めるようになる事を目標にします。現在先生を中心に翻訳された『口伝鈔』を毎日少しづつですが読んでおります。

南無阿弥陀仏




ー以下、疫癘(えきれい)」の御文の本文ー


当時このごろ、ことのほかに疫癘とてひと死去す。これさらに疫癘によりてはじめて死するにはあらず。生まれはじめしよりしてさだまれる定業なり。さのみふかくおどろくまじきことなり。しかれども、いまの時分にあたりて死去するときは、さもありぬべきようにみなひとおもえり。これまことに道理ぞかし。このゆえに、阿弥陀如来のおおせられけるようは、「末代の凡夫、罪業のわれらたらんもの、つみはいかほどふかくとも、われを一心にたのまん衆生をば、かならずすくうべし」とおおせられたり。かかる時はいよいよ阿弥陀仏をふかくたのみまいらせて、極楽に往生すべしとおもいとりて、一向一心に弥陀をとうときことと、うたがうこころつゆちりほどももつまじきことなり。かくのごとくこころえのうえには、ねてもさめても、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏ともうすは、かようにやすくたすけまします、御ありがたさ、御うれしさを、もうす御礼のこころなり。これをすなわち仏恩報謝の念仏とはもうすなり。あなかしこ、あなかしこ。

延徳四年六月 日








「ブラジル・シュウちゃんねる」

↓いいね評価、チャンネル登録よろしくお願いします↓


にほんブログ村 海外生活ブログへ



ちなみにドキュメンタリー映画Tres joiasは、本派本願寺の僧侶、菅尾健太郎(日本人)が監督で、現在私と同じマリリア市に住んでおいでです。マリリア市の西本願寺の僧侶です。

さらに、ヒカルド先生の日本映画の字幕翻訳の功績を称えた記事のリンクを添えます。
椿三十郎やナショナルキッド、七人の侍などです。

2021/08/28

中日新聞 今週のことば   尾畑文正  ポルトガル語・英語翻訳付き 「私は花火の事を考へてゐたのです。我々の生(ヴィ)のやうな花火の事を。」 芥川龍之介「舞踏会」

2021/08/11

まるでもんじゃ焼き!? ブラジルの左官職人の見事な技! お寺の改修が少し進みました。

今回はブラジルの左官職人を紹介いたします。

Jeanさんは穏やかで的確に丁寧にお仕事をされます。このような素晴らしい職人を見つけるのはかなり難しかったです。それは私が日本人だからではなく、地元のブラジル人でも困っている事情があります。 それはこういう職人は特に大きな看板を出しているわけではなく、人づてで紹介されることが多いのですが、その腕に大きな差があって仕事ができる人とあまり丁寧でない人の差が大きいのです。私がブラジルに来て14年、ここマリリアに来て8年目になりますが、ずっと地元に住んでいる方でさへ、仕事がきっちりできる職人を見つけることの難しさをよく語ります。

 ここ最近になってご門徒の一人が紹介してくださる方がことごとくいい職人で助かっています。いい職人とは、1、時間を守る。 2、見積もりを守る。 3、品質を守る。
この三つだと思います。


1、時間を守る。

 もう電話をして見積もりの日取りを決めるのですが、そもそもその日時に大幅に遅れる、もしくは来ないということが結構あります。 電話しても詫びることなくまた次の日を決めてこない! ということもあるのです。 信じられないでしょうが本当の話です。
 見積もりをして仕事始めの日取りも守らず、急に用事ができて工事半ばでほったらかしになることもありました。
今回の左官職人も家事職人もそういうことが全くありませんでした! ありがたかったです!

2、見積もりを守る。

 これは小見出し通りで、後でこれがいるとかあれがいると工事半ばでいう人もいます。しかし、これはお寺も相当古いので、思ったより難工事になるということもあるようです。最初は腹が立っていましたが、こういう経験を積んで見積もりよる20%くらい出費があることを覚悟して最近はお願いするようになりました。

今回の職人たちはそのミスが全くありませんでしたが・・・・ やはりできる職人は見積もりも確かなのだと思います。

ちなみに今回の工事には左官と鍛冶で約800レアルかかりました。日本円に換算して約17000円くらいです。(2021/08/10現在)

動画では、まるでもんじゃ焼きを作るようにセメントを混ぜています。
セメントを混ぜるハコを使っていないのがすごいです!

3、品質を守る。

 これも見ての通りですが、改修してもすぐに壊れるとか、雑であるとか、そもそも直ってなかったなんて場合もあります。見積もりの安さで選んでは行けません、やはりこれは運ですが、その道の詳しい人に出会うという幸運に恵まれるまで痛い経験を積むということでしょうか。
 
 今回の回収に来てくださった方は皆さん丁寧で、人当たりもよく、私たちが望んだ以上に「ここも直しておくね」と、お金儲けとは他に仕事自体に誇りを持って取り組んでいる姿勢が美しかったです。私もこのようにありたいと思いました。

それではその様子を動画でご覧ください!



「ブラジル・シュウちゃんねる」



これでご門徒さんも安心して階段を登ることができます。
ありがとうございます。🙏




2021/07/31

ブラジルの鍛冶職人。鉄の匠の腕を見て!お寺の門前に手すりが付きます。錠前も治りました。

お寺の門前の手すりが出来上がりました! 



 お寺にお参りされる方の中には3段の階段でも手すりがないと上り下りが困難な方がおいでになります。その方のために手すりを設置する話はずっとしていたのですが、お金の問題もありなかなか進めることができませんでした。昨年はお寺の塀とガレージの修復をして見積もりよりお金がかかって大変でした。今年も引き続きコロナ騒動でお金の工面に困っていたのですが、コロナ手当やご門徒の志のおかげでやっと手すりの設置に踏み切る運びとなりました。トータルの値段は今のところ。。。



320レアル=7000円くらい

(2021/07/30現在のレート)ですが、この後にペンキ塗りや設置するための左官工事があるのであと150レアルくらいを覚悟しています。日本の方はなんだ安いじゃん?と思われるかもしれませんが、物価が違うので5倍くらいかけてください。また動画でも述べていますが良心的で腕の良い業者を探し見積もりをもらい、実際に工事を始める状態になるまでの苦労は並大抵ではありません

今回は技術も心も素晴らしい気遣いの方に出会えて幸せでした。



お手伝いの若者も状況をわかって細やかにお手伝いしていました。


素晴らしい腕前と誠実な心を持つ鍛冶職人

動画を見て欲しいのですが、素人の私ですが作業姿を見学していると確信を持って注意を払い誠実に作業する姿に見惚れてしまいました。作業中に飛び散る火花にまで精神が宿っていました。お願いしていない部分まで自分から申し出て直してくださいました。もちろん料金はそのままです。言葉遣いも誠実で、お手伝いする若者も細やかにお手伝いしていました。

ブラジルの鍛冶屋さんの匠の技をご覧ください。


「ブラジル・シュウちゃんねる」

↓いいね評価、チャンネル登録よろしくお願いします↓




にほんブログ村 海外生活ブログへ



NOSSO ENDEREÇO

Rua !5 de Novembro, 2555
Somenzari, Marília-SP 
 (14) 3413-5098
serrmodelo@hotmail.com



車もカッコよかった!





2021/07/30

ブラジルのお寺もインターネット配信の波が。時と場所を超えて会える

ブラジルのお寺もネット時代がやってきた

マリリア真宗本願寺


私はブラジルのマリリア市のお寺に来て8年目になります。その前は6年間サンパウロ氏のお寺にいました。

私自身はコンピューターとかインターネットとか新しいものが好きなので、ブラジルに来る前からお寺の様子をインターネットで配信していましたが、コロナ騒動が始まってからは、インターネットに批判的だった人までネット配信に力を入れるような時代になってきました。

今回は私が兼務しているバウル市のバウル南米本願寺の28日の親鸞聖人のご命日の様子です。これは地元のお寺の会議でネット配信をしようと決定されて行っています。それまではお寺に来る人数人でお勤めしていました。コロナ前も集まる人数は少なかったのですがコロナになってからは激減!一時期はもう法要自体をやめようか?という話にもなったのですが、続いてきました。先月の会議で会長のアイルトンがWhatsAppグループを作ってそこに法事の映像を流せばコロナが怖くてお寺に来ることができない人も参加できるということで始めることになりました。


SMSのメリットは時間や場所を超えて出会えること


WhatsAppとはブラジルで主流の日本でいるところのLINEのようなアプリです。ブラジルではフェースブックと同じくらいかそれ以上に使っている人は多いと思います。お寺の会員の平均年齢は高いですが、多くの人が使っているのです。そこに録画した動画をYouTubeにアップしてリンクをシェアしています。閲覧するのは今のところ20人から50人程度ですが、もしお寺に20人50人の人が来るということになればそれは多いのです。 普段のリアルの人数は5人ですから数倍の人数になります。

 さらに時間を気にせず閲覧しますし、何度でも見ることができます。実際に会えないのが残念ですが、これをきっかけに実際にお寺に行こうと思う人も出てくると思います。

実際今日はここマリリアのお寺にリオ在住の方が見学においでになりましたよ。これも私が地元ママリアのお寺でも毎日YouTubeに配信したり、フェースブックやGoogleマップにも、お寺の情報を流しているので興味のある人が検索して問い合わせてくださるのです。

というわけで模索しながら配信の内容なども考えていきたいと思っています。是非ご覧ください。

 


「ブラジル・シュウちゃんねる」





Google mapa https://goo.gl/maps/Vy3byseZagNmqXSf8 Templo Nambei Honganji de Bauru Av. Castelo Branco, 7-50 Vila Independência Bauru SP CEP 17052-000 Responsável: Rev. Shu Izuhara (14) 99731-5598 Contatos: Sra Fábia (14) 98834-9950 Ritos mensais e palestras, confira nosso calendário.

バウル南米本願寺

2021/07/26

ブラジルのお寺でサボテン市 たくさんの人出にびっくり 

お寺でサボテン市が開催されました。 

 70年のお寺の歴史でサボテン市の開催は初めてだそうです。この催しは場所をお貸ししただけで、お寺の主催ではありません。それにしてもコロナの影響もものとぜずたくさんの来客にびっくりしました。みなさん箱買いするんですよ!いわゆる大人買いです。若い人も数人来て箱買いをしていました。



 主催者の中島さんのお話を聞くと、普段はマリリアのフェイラ(朝市で道を封鎖して行われる市場)サボテン売りをしているそうです。今回は雨が降っても大丈夫な場所を探してお寺においでになったそうです。チラシも配ってないしフェースブックやブラジルの主流のSNS WhatsAppを使って少し宣伝したくらいなのですが。朝の9時から夕方の4時まで、延べ200人くらいの人出になったのではないでしょうか?もちろん消毒、マスク、密にならないように規則を守りました。



30人以下の入場で入れ替わり方式での催しでした。


お父さんから受け継いだ商売のコツ 

主催の中島さんのお父さんも商売人だったそうですが、「一俵のお米を売って10稼ぐよりも二俵の米を安く売って10稼ぐ方が人に喜ばれるし自分も豊かになる」という教えを実行してよくそのようにお話しされていたそうです。だから自分も安くたくさん売って喜んでもらいたいとおっしゃっていて感動しました。
 中島さん自体は定年退職をして趣味でサボテンを集め、栽培していたそうです。そのうち多くなってくるサボテンを友人にあげていたら評判になり、売って欲しいという人が増えて安く売るようになったのが始まりのようです。
 サボテンを売って生計を立てている仲間たちを助けつつサボテンを通してコミュニティを広げている姿に心を打たれました。

 お寺が、先のうどんまつりに引き続きにぎわって嬉しかったです。 孫のニコラスも興味津々でした。おばあちゃんに一鉢選んでもらって大満足!




「ブラジル・シュウちゃんねる」

↓いいね評価、チャンネル登録よろしくお願いします↓

お寺でのうどんまつりの様子はこちら https://www.brasilsanpo.com/2021/07/2021710.html


開封! 初めての中国のカップ麺を食べてみたら想像を超えてとてもおいしかった!

生まれて初めて中国のカップラーメンを食べました。 ブラジルのショッピングセンターで買ったカップ麺が中国製でした。食べてみたら美味しさにびっくり! ブラジルで買うと輸入品なので結構高いですが、また他の味に挑戦してみたくなる味わいでした。 買った時のお店の動画とブログ。 韓国・中国の...