2023/10/17

「己が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ。」 『法句経(ダンマパダ)』(『ブッダの真理のことば・感興のことば』ポルトガル語翻訳付き

殺してはならない

殺さしめてはならない

釈尊



ポルトガル語

Não mate e não permita que matem.


スペイン語

No mates y no permitas que maten.


Buda Shakyamuni



https://www.otani.ac.jp/yomu_page/kotoba/nab3mq0000000lqt.html


大谷大学読むページより


「己が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ。」
『法句経(ダンマパダ)』(『ブッダの真理のことば・感興のことば』 岩波文庫 p.28

すべての者は暴力におびえ、すべての者は死をおそれる。己が身をひきくらべて、殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ。(129偈)



すべての者は暴力におびえる。すべての(生きもの)にとって生命は愛(いと)しい。己が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ。(130偈)


"Não matem em comparação com vocês mesmos. Não deixem que eles matem vocês".

Dhammapada, Palavras de Verdade e Inspiração de Buda, Iwanami Bunko, p.28.


 Sessenta e três anos atrás, em 15 de agosto de 1945, a Segunda Guerra Mundial terminou com a derrota do Japão. Pouco antes do fim da guerra, bombas atômicas foram lançadas em Hiroshima, em 6 de agosto, e em Nagasaki, em 9 de agosto, matando um número inacreditável de pessoas na fração de segundo em que explodiram com um "flash e bang". Dezenas de milhões de seres humanos foram mortos em Hiroshima e Nagasaki e em todo o mundo durante a guerra. Cada um deles tinha um coração batendo, sentidos e emoções como nós, e estavam todos vivos, mas foram vítimas da violência da guerra causada por seres humanos.


 Por que esse fato trágico aconteceu? Será necessário analisar e refletir sobre as causas de vários ângulos, mas vamos considerá-las aqui do ponto de vista do budismo como um problema do modo de vida humano. O Buda pregou um modo de vida que é não-violento para todos os fins e propósitos. A regra mais importante para os budistas é: "Não prejudique a vida". A regra mais importante para os budistas é: "Não prejudique a vida, não tire a vida" (killing ahimsa). O Sutra Dhammapada, que transmite as palavras de verdade do Buda, afirma.

Todos os homens têm medo da violência, todos os homens têm medo da morte. Não se comparem uns com os outros, não matem, não se deixem matar. (Verso 129)

Todos têm medo da violência. A vida é cara a todos (os seres vivos). Comparando-se com vocês mesmos, não matem, não façam com que sejam mortos. Não deixem que eles matem. (Versículo 130)

 "Comparar-se a si mesmo" significa colocar-se ao lado daqueles que são mortos pela violência. Se você sentir e aceitar o medo e o sofrimento da vida que está sendo morta como seu próprio medo e sofrimento, não poderá estar do lado da matança. Quando Estados ou grupos usam a violência, como a guerra ou o terrorismo, para matar pessoas, eles sempre justificam suas ações em nome de algum tipo de "justiça", mas não têm o desejo de "se comparar" a toda e qualquer vida submetida à violência. A chave para um modo de vida não violento e não assassino é sentir a dor e o sofrimento daqueles que são mortos e ter empatia por eles.


 Mesmo agora, no século XXI, guerras e ataques terroristas ainda se repetem em muitas partes do mundo e muitas vidas estão sendo perdidas. Quando pensamos em como devemos lidar com essa triste realidade, as palavras de Buda, "Coloque-se do lado do sofrimento e da vida dolorosa, pense e aja", parecem ter um significado muito importante.


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2023/10/04

野川先生からの漢詩とその返信






泉原先生:

 日本のほうは再度コロナが流行り出し、マスクの人を多く見かけるようになりつつあります。
本当に困ったことでございます。この詩に詠じたとおりのありさまなのでございます。
ブラジルはいかがでしょうか?

 聞巴西迎春,寄馬利利亞(Marília)本願寺住持 泉原秀師父
(ブラジルが春を迎えたとうかがい、マリリア本願寺御住職 泉原秀先生へ)
                        野川博之                                          2023.09.12
喜迎恩德入山門, ●○○●●○◎ 喜び迎う 恩徳の山門に入(い)るを
寒氣漸除南國春; ○●●○○●◎ 寒気 ようやく除く 南国の春
僑社有師常導眾, ○●●○○●●  僑社 師あり 常に衆を導き 
稱名念佛謝能仁! ○○●●●○◎ 称名念仏 能仁(のうにん)に謝す
 (平起式,平聲真、元通韻)

 春の光が、みほとけの御恩徳さながらに山門の中へと注ぎ込みつつあり。
 ようやく寒さもやわらぎつつある南国ブラジルの春でありましょう。
 日系コミュニティーに泉原先生がいらっしゃればこそ、
 御門徒もみな仏恩報謝のお念仏を口にする、ということも叶うのであります。

2023年9月12日

野川博之 先生


清々しい漢詩をありがとうございます。
コロナが終わり今のところお寺も活気が出てきています。
しかし、いつどうなるか?という心配が私の心の隅にずっと居座っています。
コロナで私の性格も大きく変わったようです。
変わらないのはお念仏だけというのは本当かもしれません。


泉原 拝

            9月29日中秋節賦感
          (9月29日、中秋節に際して)
                     野川博之                                             2023.09.29
重見半顏逾滿城, ○●●○○●◎ 重ねて見る 半顔のいよいよ城に満つるを
天公何日拯蒼生? ○○○●●○◎ 天公 いずれの日か 蒼生を拯(すく)わん
清光無限風除熱, ○○○●○○●  清光無限 風 熱を除く
猶信中秋眾願成! ○●○○●●◎ なお信ず 中秋 衆願の成るを
 (仄起式,平聲庚韻)

 最近、マスクで半ばまで顔を覆った人々をまたよく見かけるようになりました。
 天はいつになればわれら人類を救ってくれるものでしょうか?
 今やしかし、満月の清らかな光が充ち渡り、そよ吹く風に暑さもやわらぎつつあります。
 この中秋の佳き夜に人々の願いが満たされることを、なおも私は信じております。

野川博之 先生

もう10月になりましたね。ここブラジルマリリアでもまんまるの月を見ることができました。
 しかしブラジルは春です。しかもまるで夏のような暑さがやってきて、異常気象を感じさせられます。
とは言え、私は暑い方が寒いのより好きなのです。虫が増えるのは嫌ですが・・・・
特に蚊が媒介するデンギ熱はもう2回もかかって酷い目にあっているので煽味恐怖症になっています。

ブラジルはもうマスクは見かけません。日本はコロナ前からマスクだらけでしたので今後もそういうマスク人間が
減ることはないのかと思われます。

今月はお寺で縁日が行われるのでそれが楽しみです。妻のファビアがだいぶ張り切っていて私も嬉しいです。
大盛況になればいいのですが、少なくてもそれはそれで楽しもうと思っております。

野川先生もお元気でお過ごしください。
美しくも考えさせられる漢詩をありがとうございます。







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2023/10/03

ブラジルのパウミットはやっぱり美味しい!


もうブラジルに17年住んでいますが、最初に食べて美味しい!と感動して、いまだに好きな食べ物の一番手がパウミットです。



 ブラジルの食文化は、その豊かさと多様性で知られており、多くの方々に新しい味や食体験を提供しています。中でも、パウミットはブラジルの伝統的な食べ物として有名な食材の一つでしょう。パウミットは、ヤシの芯を使った食べ物で、ヤシの木から取られる柔らかくて白い芯を利用するものです。このパウミットは、その柔らかさと風味豊かさで、多くの料理に使われる素材となっています。

 パウミットは、その独自の風味と食感があり、ブラジルの自然と食文化の豊かさを象徴しています。ブラジルに訪れてパウミットに感動するのは、ブラジルの美味しい食材と料理技術に対する深い評価を感じる素敵な経験でしょう。

ブラジルの美味しい食材と料理は、本当に素晴らしいものです。それぞれの食材と料理が、ブラジルの自然と文化の美しさを表現し、私たちに新しい味の探求と共有の喜びを提供してくれます。パウミットのような伝統的な食材に出会うことは、ブラジルの食文化の豊かさを感じ、新しい食体験を楽しむ素敵な機会となります。


最初に食べた時にタケノコに似ているなーって思ったんです。


パウミット(ヤシの芯)とタケノコ(特に若竹)は、確かに共通点がいくつかありますね。これらは、どちらも柔らかさと独特の食感・風味を持ち合わせていて、多くの料理で大活躍する野菜です。今回は、これら二つの食材の類似点と違いについてご紹介します。


1. **食感と風味**:

   - パウミットとタケノコは、柔らかくて優しい食感が特徴です。それぞれ独自の風味があり、料理に独特の風味と食感をもたらしてくれます。


2. **料理法**:

   - パウミットとタケノコは、それぞれの地域の料理で多様な料理法によって使われています。煮物、炒め物、スープなど、様々な料理に利用されることがあります。


3. **栄養価**:

   - どちらも良い食物繊維の源であり、低カロリーで健康に良いとされています。


4. **起源と分布**:

   - パウミットは主にブラジルや他の南米の国々で愛されている一方、タケノコは東アジア、特に日本や中国で人気があります。


5. **持続可能性**:

   - ヤシの芯の収穫は持続可能な方法で行われる必要がありますが、タケノコは比較的持続可能で再生可能なリソースとして知られています。


6. **形とサイズ**:

   - タケノコは通常、細長い形をしているのに対し、パウミットは丸みを帯びた形をしていることがあります。


これらの類似点と違いから、パウミットとタケノコはそれぞれ独特の食材として、異なる料理文化で重要な役割を果たしていることが分かります。世界の異なる地域で、似ているようでそれぞれに個性的な、これらの素敵な食材を楽しむことは、料理の世界の奥深さを感じさせてくれるものですね。


実はブラジルでも日系社会のある地域ではタケノコが手に入ります。美味しいですよ!


ぜひ一度ブラジルの味パウミットを一度お試しください!!!





 ブラジルのシュハスコは日本で言うところのバーベキュウです、とても美味しいものと評判です。シュハスコを楽しむ際に、パウミットも一緒に焼くのがブラジルの伝統的な方法の一つなんですよ。パウミットの柔らかい食感と独特の風味が、シュハスコの豊かな肉の風味をさらに引き立ててくれます。

 パウミットと肉を一緒に焼くことで、食材の素晴らしい組み合わせを堪能することができ、ブラジルの豊かな食文化とともに、友人や家族と楽しい食事の時間を過ごすことができます。ブラジルの食事は、美味しいだけでなく、コミュニティとのつながりや共有の体験を大切にする文化を反映しています。シュハスコとパウミットの組み合わせは、ブラジルの暖かいホスピタリティと食事を通じて人々の結束を感じさせてくれる、素敵な食体験を提供してくれることでしょう。

この組み合わせは、ブラジルの食の豊かさと、食事を通じて生まれる人々との温かいつながりを感じることができる素敵な体験を提供してくれます。それは、新しい食材や料理法を試す喜びと、愛される伝統的な料理の価値を再認識する機会を与えてくれる、まさに心温まる食の冒険ですね。



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