2022/02/26

ブラジルお寺のホームページ作成にやっと着手 Adobe Creative Cloud Express

 こんなふうに作ってみました。 ←クリック

まだ作りかけですが、このブログのリンク項目につけています。

 現在お寺のホームページを作っています。久しぶりに作ろうと考えてもう5年くらい経っていますが、いまだに完成せずにいます。20年以上前はホームページ・ビルダーとか、DreamWeaverとか使ってやっていたこともありますが、あの時は新しい技術にワクワクしながらいろいろやって楽しかったのを覚えています。でも毎日更新したり他のサイトと交流するのが義務のようになると辛い時もありました。しかし、ホームページに掲載するネタ作りのおかげでたくさんの人に出会えたので本当によかったと思っています。


 その後はさまざまな個人のSNS、ユーチューブ、フェースブック、ツイッター、アメブロなどなど遍歴してきましたが、ホームページには手を出していませんでした。個人的な情報発信ならそれだけで要を足すのです。とはいえ、サンパウロ時代にはブラジル別院のホームページを作っていたこともありましたが、それも他の人に任され、わたしが作っていた日本語ページは削除されてしまいました。

 その後はここマリリアのお寺に移ってからもホームページはなかったのですが、毎朝の朝のお勤めの時のお経や感話の資料を配布するのに、まとまったページがひとつあれば、リンクを貼るのが楽になるといつも考えていました。あと、お寺の新聞もたまに出していたのですが、なにかしっくりこない思いを持っています。

 しかし最近、わたしの本当にシンプルで、お寺の日程や様子をお知らせするとともに、毎朝のお勤めのお経のリンクや資料のリンクを貼っておくトップページが欲しいと思うようになってきました。


 先日たまたまネットでAdobeが無料でホームページを作れる環境を整えていると知って、試してみたのが上のページです。 「Adobe Creative Cloud Express」というネット上でもアプリでもできるホームページ作りで。実際ほんと簡単にできました。あとは写真を変えたり、リンクを整えるだけです。毎朝のリンク先はこのブログの別ページにしていましたが、それも全部変えていこうと思っています。
 あとは今までのSNSでもお寺の様子や、ブラジルの様子はお伝えしてきましたが、タイムラインに流れてしまうという欠点もありました。ホームページはその名の通り、変わらない基盤という大切な役目があり、アップデートを追加する機能があるということに気がつきました。

ぼちぼちアップデートしていきますので、ホームページもよろしくお願いいたします。

「ブラジル・シュウちゃんねる」

 

2022/02/24

中日新聞より 「人の世に熱あれ、人間に光あれ」 水平社宣言 「今週のことば」 尾畑 文正 ポルトガル語翻訳付き

noteというブログをほぼ毎日書いています。

本業の僧侶の活動を主に書いています。広告がなくシンプルで読みやすいのが気に入っています。そちらも登録をよろしくお願いします。

https://note.com/izushu/

以下引用







おはようございます。今日も一緒にお参りをいたしましょう。
Bom dia a todos!  Vamos juntos rito matinal.
正信偈 Shoshingue p29
https://www.dropbox.com/s/yzwfdyup0v4wxn8/gongyo-shu.pdf?dl=0

人の世に熱あれ、人間に光あれ。      

水平社宣言


「今週のことば」
尾畑 文正


 一九九五年、元日本軍「慰安婦」 金順徳(キムスンドク)さんらの被害証言を名古屋で聞いた。数年後、彼女たちが住 む「ナヌムの家」(韓国・広州市)で再会した。その帰り偶然入 った仁寺洞(インサドン)の食堂の壁に「人の世 に熱あれ、人間に光あれ」の文字を見た。金順徳さんらとの交流の後でもあり、この言葉が深く私の心を掴(つか)んだ。これは人間であることを奪われた人たちが人の温もり と、過ちに慚愧(ざんき)する人を希求する叫びである。
 今年三月三日は京都市岡崎公会堂での全国水平社創立百年にあたる。宣言は「人間を尊敬する事によって自ら解放せん」と記す。人間を冒涜する歴史を糾(ただ)し人間を尊敬する世界を願う。 それは部落差別にはじまり、あらゆる差別問題につながる。その解放への願いに共鳴するとは、金順徳さんが別れ際に「私たちの存在を忘れないで、 この事実を伝えなさい」と言われたように、人間を侮蔑してきた私たちの歴史の認識を抜きにはありえない。 
(同朋大名誉教授)



“Que haja calor no mundo e luz na humanidade”.      

Declaração do Santuário Horizontal


Palavra da Semana

Bunsho Obata


 Em 1995, escutei o testemunho de Kim Sun-dok, ex-militares japoneses, e outros em Nagoya. Alguns anos mais tarde, eu os encontrei novamente na "Nanum House" (Gwangju, Coréia do Sul) onde eles moravam. No caminho de casa, por acaso entrei num restaurante em Insadong e vi as palavras "Que haja calor no mundo e luz na humanidade" na parede. Foi depois da minha troca com Kim Sun-dok e outros que estas palavras realmente me agarraram. Este é o grito daqueles que foram privados de sua humanidade, pelo calor humano e por aqueles que se envergonham de seus erros.

 O dia 3 de março deste ano marca o 100º aniversário da fundação da Associação Nacional Horizontal no Salão Público de Okazaki, em Kyoto. A declaração diz: "Libertemo-nos, respeitando os seres humanos". A declaração denuncia a história da blasfêmia contra os seres humanos e a esperança de um mundo no qual os seres humanos sejam respeitados. 

Isto se aplica a todas as formas de discriminação, começando com a discriminação contra o povo Buraku. Como disse Kim Sun-dok no final de seu discurso, "Não se esqueça de nossa existência e conte às pessoas sobre este fato", é impossível compartilhar este desejo de libertação sem reconhecer nossa história de desprezo pelos seres humanos. 
(Professor Emérito, Universidade Doho)



https://amzn.to/3IdvwEB


〝記憶〟と生きる[DVD]一般版 (<DVD>)

サイト 「慰安婦問題を考える」
http://sikoken.blog.shinobi.jp/慰安婦証言/金順徳(キム・スンドク)


「ブラジル・シュウちゃんねる」



2022/02/23

モアイ像を買った経緯   (動画あり)

幼少の記憶


 モアイを子供の頃初めて見た時、だれもがインパクトあって二度見したのではないでしょうか。 存在感が半端無いですね。遠くをまっすぐ見つめているような、近くをしっかり見守っているような。その二つが同居している姿に魅力があります。しかもそれが横にざっと並んでいるとさらに迫力があります。 そしてさらにそれが海ぞいに外側を向いている全体像などを見せられるとロマンが広がります。
 子供の頃なにかのムー的な雑誌で「モアイ像の謎」特集を夢中になって読んだ人は多いのではないでしょうか?


「ブラジル・シュウちゃんねる」

↓いいね評価、チャンネル登録よろしくお願いします↓


ゲームの世界にも登場


それから時が流れて、ゲームにどっぷりハマっていた頃にまたモアイとの出会いがありました。あの名作グラディウスです。まさかモアイの口から輪っかのレーザー?が出てきた時は爆笑しながら感動したものです。モアイ像に不可思議な魅力を幼少時代から培っていた私たちの世代にハマった表現だったと思います。グラティウスのゲームステージでもこのモアイス・テージはインパクトがあったのでしょう。その後もパロディウスにもめちゃくちゃデフォルメされて出てきます。大いに楽しませてもらいました。



 ただ、大人になっていたわたしは子供の頃のような神秘的な気持ちはかなり薄れていたと思います。しかし、数年に何回か雑誌の隅やネットの小見出しにモアイ関係の記事が載っていると読んでいました。
例えば・・・・

モアイ像を立たせたのは日本企業のクレーンの株式会社タダノだ。というエピソードや。 モアイ像はなぜ作られたのか?どうやって作ったのか?などの記事は今でも定期的に出ていて、今日もニュースでチリが
チリの国立自然史博物館(National Museum of Natural History)は21日、南太平洋に浮かぶ同国領イースター島(Easter Island)の先住民ラパヌイ(Rapa Nui)から150年前に奪ったモアイ(Moai)像1体を返還すると発表した。

という記事が出ていました。ちなみにイギリスの大英博物館にも同様の要求をしているが、「貸し出しはするが返却はしない」と返事をしているとのこと。
イギリスは一つ返すと他のも全部返さなくてはいけなくなるのでなかなか難しいでしょうね?

そしてブラジルで再会


それからまたしばらくモアイとはわかれ、再会したのはここブラジルに来てからでした。


しかもある旅人、自称「世界の坂元」君がサンパウロのお寺にやってきたのでした。
風変わりなバックパッカーの彼は面白い人で愛想も良く、すぐに友達になれました。世界中を旅行している彼にどこが一番良かった?と尋ねたところ「イースター島」と答えたのです。 彼曰く、何も無い、ただモアイがいる島なのだけどずっと居たくなる不思議な島だと言っていました。
普通大自然があるとか、観光地なら見るべき遺跡があるとか、おいしいレストランがあるとかそういうものは一切ないのにずっとその中に佇んでいたくなるそういう場所だと聞いて、少年の頃お憧れを徐々に思い出し行ってみたいと思ったのを覚えています。
 なにせブラジルからそこへ行くのに日本に行くくらいの旅費がかかるので実現はしていません。一回見積もりをしましたが。。。。。 ところが行くどころかまさかモアイ像を買うということになろうとは。


菊池有桂(陶芸家)現る!

 わたしは現在もブラジルで僧侶として活動していますが、サンパウロ別院時代にその監督の娘さんが数ヶ月ブラジルに住むことになったのです。その時彼女はイースター島に旅行に行ったのでした。しかしわたしにとって彼女がイースター島に行ったことは羨ましくは思いましたが大きな印象にはなっていなかったのです。

 あれはもう10年以上前の出来事でわたしの中では終わっていたのです。
 しかし、日本に帰国した際には以前には直接熊本のアトリへまで行って工房を見学させてもらったこともあります。そのくらい彼女の作品は好きだったのです。サンパウロ別院に来た時にプレゼントしてくださった、美しい乳白色のスベスベしたお猪口に魅せられたのが最初の出会いです。見た目や触り心地もいいのですが、それでお酒を飲むと何倍にも味が良くなるお得なお猪口なのです。

今もブラジルで使っています。

シンプルなデザインも好きです

    お皿も使い勝手が良く愛用しています。


 今回、日本の地元で「モアイ像」を製作したというお知らせを受けて、写真を見た瞬間いくつ買うか?真剣に悩みました。最初は一体だけにしようかとも思いましたが、やはりモアイは数体一緒に並んでいた方がエネルギーが倍増しますし。並んでいる写真を見せられた時にもう絶対3体は買わないとという気持ちになっていました。

 そしてそれは正解であることがわかったのです。ブラジルに届けてもらうことは無理なので実家の広島に送ってもらったのですが、さっそく家族にお願いして写真を撮ってもらったのです。 それがこちらです・・・・

素晴らしい! 一体一体個性があって良いですね。


壮観! 5体並んでいると更に良い眺めです。



     お地蔵さんとのコラボ。 国と宗教を超えて、文化交流が実現しました!


というわけで、わたしとモアイとは小さい頃から多少のご縁があったのですが、まさかこんな形でまたわたしの人生にモアイが登場するとは思っても見ませんでした。
もしかしたら将来はイースター島の大地に身を運ぶ日も来るかもしれません。その時はこのモアイ像も一緒に連れていきたいものです。
 おもいきって買って良かった!

しかし何故、菊池有桂さんはもう10年以上経った今、作ろうと思ったのでしょうか? 今度聞いてみます。

菊池有桂さんの作品は購入できます

モアイは実際にイースター島に行ってモアイ像を目の当たりにみた、菊池有桂さんが制作したものです。  


菊池有桂 

フェースブック https://www.facebook.com/yuka.kikuchi.7  


●活動エリア:熊本・阿蘇
●略歴:

  • 1993 九州大谷短期大学卒業
  • 2001 京都府立陶工高等技術専門学校 成形科修了
  • 2001 陶芸家 近藤 濶氏に師事(~2007)
  • 2007 京都市工芸ギャラリーにて個展「青山白水」
  • 2008 熊本県南阿蘇村に「焰耀窯」築窯

         第26回くらしの工芸展 入選

  • 2009 髙島屋京都店美術工芸サロンにて個展「快楽安穏」ギャラリー聚遠館にて個展
  • 2010 熊本県伝統工芸館にて二人展「~ひかりのかたち~」陶磁器の島AMAKUSA陶芸展審査員特別賞受賞
  • 2011 ギャラリー聚遠館にて個展「自然七寶」
  • 2012 第47回西部工芸展課題作品の部 入選(第45回から連続)第30回くらしの工芸展 入選


美術品として眺めるのではなく、日常生活の中で使ってもらい、「用の美」を感じてほしい。
温かみのある白磁。阿蘇の自然(大地や水)をイメージした黒の象嵌や彫りをほどこした、シンプルなデザイン。
修行中に出会っていたが今まではあまり作品に取り入れてこなかった染付にも、今後は挑戦していきたいと思っている。


「ブラジル・シュウちゃんねる」


一体だけ、また味わいあり。

いま、注目の投稿はこちら

「ただいま工事中・お寺に車椅子用の通用口がつきます」

「ただいま工事中・お寺に車椅子用の通用口がつきます」   この春、私たちのお寺では重要な改修工事が行われています。4月中旬に始まったこの工事は、すべての訪問者が安全で快適にお寺を訪れられるように、車椅子用の通用口を新設するプロジェクトです。このプロジェクトの発端は、お寺の創設時...

人気の投稿はこちら