2020/10/09

ブラジルでオムロンの血圧計を買って早速測ってみました


 ファビアの親族は心臓の病気になる人が多いこともあり、毎年ファビアは心臓病に特化した検査を受けています。今年は50歳になったこともあって、24時間身体に電子機器をつけてモニターした結果血圧が芳しくないと医者に告げられて、家庭でモニターできる血圧計を購入しました。

最近は電池で稼働するし、コンパクトなんでびっくりしました!さらにOMRONって買いてあるので「日本製を買ったの?」とびっくりしました。もしかして日本製じゃななかったのかな?と思って調べたらやっぱり日本製でした。しかも京都が本店でした。ブラジルでは日本製の機器は基本3倍の値段で売っているので相当高かったのでは?と値段を尋ねたら200レアルでした。現在のレートでいうと4000円。あとでネットで日本での同等の機器の値段を調べてみると同じくらいだったのでさらに驚きました。

(価格com)

ファビアが血圧に問題があるらしいので血圧計を買ったのですが、測ってみると正常だったのでほっとしています。だけど二人とも50歳をすぎたし、健康に気をつけたいと思います。 ファビアが買ったサイト さらに値引きされてました。 Aparelho Medidor De Pressão Digital De Braço Hem-7122 Omron
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動画をアップした後にOMRONについて調べていたらオムロン・ブラジルの情報が出てきました。オムロンはブラジルに進出していて現地で生産をしているようです!だから安いのかもしれませんが、現地生産していても製品の質は日本より遅れていて値段は倍の日本企業の製品もありますから、オムロンブラジルは相当頑張っていると思います。
読んでいたらオムロンの企業精神に感動したので一部貼り付けます。リンク下は最後に置いておきます。

オムロン ヘルスケア株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役社長:荻野 勲、以下、オムロン ヘルスケア)は、ブラジル連邦共和国サンパウロ州ジュンディアイ市(Jundiai市)に、ラテンアメリカ市場向けの、血圧計およびネブライザの生産工場を新設します。新工場では、ブラジル国内向け血圧計とネブライザに加えて、今後は他のラテンアメリカ諸国向け商品も生産し、拡大する同市場へのタイムリーな商品供給の体制を構築します。

ブラジルを中心としたラテンアメリカ地域では、経済成長に伴う生活水準の向上や食生活の欧米化といった生活習慣の変化に伴い、高血圧など生活習慣病患者の増加が社会的課題となっています。また、大気汚染による喘息、喫煙によるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器系疾患の患者も増加しています。

このような状況を鑑み、オムロン ヘルスケアでは、2014年にブラジルのネブライザ市場でNO.1シェアを獲得しているNS Indústria de Aparelhos Médicos Ltda.を買収し、ネブライザ事業を強化しました。また2017年には、工場内に血圧計生産ラインを新設し、ブラジル国内向けの手首式血圧計の生産を開始しました。

今回の新工場新設により、ブラジルでの生産能力を2017年の約120万台から2022年には540万台へと増強させ、ブラジルおよびラテンアメリカ市場の拡大に対応し、同市場における事業のさらなる拡大を目指します。2018.05.24

ブラジルにラテンアメリカ市場向け健康医療機器の生産工場を新設https://www.healthcare.omron.co.jp/corp/news/2018/0524.html

オムロン ブラジルの人たちの健康づくりを支援

会報『ブラジル特報』 2012年11月号掲載
日系企業シリーズ第21回

              竹田 誠治 (Omron Healthcare Brasil Ltda. 社長)



障壁多いブラジルビジネス
 「ブラジルコスト」「何事にも時間のかかる国」などブラジルビジネスの難かしについて多くの書籍で触れられていますが、まったくそのとおりで、現在でも多くの課題に頭を悩ましています。それでも社員と知恵を絞り、課題を乗り越え、私たちの商品をブラジルのお客さまに届けることができた喜びは何事にも変えがたいものがあります。

 健康づくりにチャレンジ
 ブラジルの高血圧患者数は世界でも指折りであり、残念なことにそれが原因で心疾患、脳疾患になられて亡くなられる方が大勢いらっしゃるというのが現状です。家庭での正しい血圧管理方法を啓発し、一人でも多くの方に当社の商品をお使いいただき、血圧管理を行っていただくことが私たちの使命です。
 また、今後は喘息患者さま向けへのネブライザ、肥満を解消するための支援ツールなど品揃えの幅を広げ、よりブラジルの方々の健康づくりに貢献すべく、チャレンジを続けていきます。



以上一部抜粋下記のリンクで全文読めます。

日本ブラジル中央協会https://nipo-brasil.org/archives/2437/

リンク
オムロン・ブラジル







2020/10/06

ブラジルのマリリア市の寿司職人しんごさんの思い出    YouTubeブラジル散歩・サンバさんぽシリーズ


ブラジルに住んで13年最初はサンパウロ6年、その後ここマリリア市で7年が過ぎました。

 寿司職人であるしんごさんと知り合ったのはマリリアに駐在して魔もない頃です。まだしごさんのお父さんが生きていた頃におばあちゃんの法事をした時が最初だったと思います。その後おじいさんが亡くなってまたお葬式をしたり法事をしたり。お会いするたびにシンゴさんは自分のお店に来てくださいと誘ってくださっていました。私はまだマリリアに来たばかりでしたし一人でレストランに出かけるのも億劫な性格だったのですが法事に行くたびに親切に迎えてくれて印象が良かったこともあり、思い切って行ってみたのが最初です。

ブラジルのお寿司屋さんは色々とブラジルっぽい味付けになっていて、それも美味しいのですが、しんごさんのお寿司屋さんは日本の風味を残している珍しいタイプのお店でいっぺんに好きになりました。聞くと自ら魚を丸々一本直接買い付けて地元で捌いているとのことでした。

 サンパウロならともかく内陸地のマリリアで新鮮で厚切りの刺身やお寿司を握ってくれるお店は少ないのです。動画でも語っている内容ですがしんごさんのお店の歴史を妻のファビアが教えてくれたのですが、戦後貧しい時代にレストランを開店して貧しい人でもお腹いっぱいになれるようなレストランとして繁盛していたそうです。

その後お寿司屋さんという敷居の高い店になってからも安くてお腹いっぱいになれる定食メニューが高いメニューの中に揃えてありました。私もファビアといただきましたが一人分の定食を二人で食べ切れないほどでした。(しんごさんがいろいろサービスしてくれたからというのもありますが・・・)ご飯もお櫃で出てきて、おひつのおかわりが自由でしたので大きな体のブラジル人でもお腹いっぱいになったと思います。

 これはまた別の話になりますが、日本の小松時代に出会った芸術家の遊墨民カズさんがブラジルでその腕を奮ってくださった時もお店に一緒に行って楽しかった思い出があります。カズさんの素晴らしい絵がお店のお客に大人気でちょっとしたライブ状態になったのです。そのことはまた改めて書きたいと思います。 今回のYouTubeではそんな事をマリリアの町を散歩しながら話しています。一緒にぶらぶら散歩しましょう!



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ちなみに現在私の頭をカットしてくれているのはそのしんごさんの息子さんブルーノです。
しんごさんは残念ながら2年前に急逝されました。お店は残念ながらもうありません。
しかし、しんごさんの素晴らしい料理とその料理にも込められたあたたかい心は残っているのです。

2020/10/04

ブラジルの秋の彼岸花、Lirio 

  ここブラジルのマリリア市のお寺では日本の春に秋のお彼岸が勤まります。ポルトガル語ではOfício de Equinócio do Otuonoといいます。直訳すると秋分の日のお勤めとなり、彼の岸という意味は込められてないようです。説明すると長くなるので仏事の表記としては訳しにくいところなのでしょう。

秋の彼岸には日本では彼岸花が咲き、この話を巡ってむかしいろいろな出会いがあり日記にしています。

特に北陸のお寺時代に出会った言葉 

彼岸花 「葉見ず 花見ず 彼岸花」エピソードは印象的でした


 以前サンパウロの別院で彼岸の季節に似た花が咲いていたのでお尋ねしたら、長田ホーザさんがブラジルではリリオ(Lirio)といい、日本ではアマリリスと呼ばれていることを教えて下さいました。モジ・ダス・クルーゼスから持ってきてくださったとのことでした。

 


 この花はインドではマンジュシャゲと呼び、(日本でもその名前がそのまま曼珠沙華として伝わっています)また別名、秋のお彼岸(ブラジルでは春のお彼岸にあたります)の時期に咲くので、彼岸花とも呼ばれています。 仏教行事である、「お彼岸」がそのまま花の名前になるほど、日本では仏教の教えが季節の節目とともに人々の日常に浸透している一つの例です。

 私は今回の彼岸までブラジルには彼岸花がないと思っていたのですが、このリリオがヒガンバナ科であることを今回知りました。

日本から遠くブラジルにもお彼岸の時期に咲く花があることを知って、仏縁の有り難さをこの花を通して頂いた事です。 

 この華の特徴は、季節が秋から冬に移りまわりの植物が枯れても「彼岸花」の葉は緑いっぱいに茂り、冬の陽だまりの中で光合成をし、球根Bulboに栄養を貯めこみます。やがて季節が春になり周囲の植物たちが芽吹く頃、今度は葉が枯れて、球根は春から夏にかけて休眠状態となります。そして秋の彼岸の頃、何もなかった場所に数日にして茎を出して花を咲かせるのです。

 こういった習性は、まわりの植物たちと季節の時間差によって競い合うことを避けている、この彼岸花科の独自の智慧だとか。面白いですね。

 というわけでブラジルでは春のお彼岸、このマリリアのお寺では27日の午後2時から行われました。コロナの時期にもかかわらずお参りをありがとうございました。


※ 今回の記事は今も続いている私の別のブログ「新・坊主日記」からの転載し加筆したものです。現在引っ越しを考えていて、思い出深い日記を選んでこれからも時々加える事にしました。










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