2022/03/03

加工してません。マリリアの燃えるような朝焼け

  先日早めに朝起きてお寺の庭に出てびっくりしました。朝日が怖いくらい真っ赤で、まるで映画のワンシーンのようでした。お寺の門が東に向かっているので一瞬「羅生門」という言葉が頭に浮かびましたが、あとでネットを検索したら白黒映画でした。


 その時は月が出て明けの明星も輝いていてそれがまた幻想的だったのですが、カメラでは捉えることはできませんでした。三日月だったと思います。

街灯がLEDになっていてまだ点灯していたので写真ではわからないと思います。また肉眼では月は大きく見えるようになっているらしく、写真に撮るとえらい小さく写るのです。
それでも空の赤さは凄まじく、それはうまくiphoneが捉えてくれました。

 美しさと恐ろしさが混じるような気持ちになりました。この世の終わりのような気もしたし、しかし目を離せずその刻々と変わる朝日の光の移ろいを見てしまうのでした。
真っ赤な時間はほんの数分でどんどん日常の朝日に変わっていくのでした。

 これはiphoneの広角で撮ったものです。朝の薄暗さはこれがリアルです。しかし空の赤さは先の3枚が本物です。肉眼(もしくは脳内で?)の方が暗さと明るさの両極端を同時にイメージすることができるからでしょう。

ファビアを呼んで一緒に数分眺めました。ファビアも怖いと言っていましたが目を離せないようでした。

朝日が登ると、薄気味悪い恐れも嘘のように取り払われたのでした。

映画羅生門


「ブラジル・シュウちゃんねる」


2022/02/26

ブラジルお寺のホームページ作成にやっと着手 Adobe Creative Cloud Express

 こんなふうに作ってみました。 ←クリック

まだ作りかけですが、このブログのリンク項目につけています。

 現在お寺のホームページを作っています。久しぶりに作ろうと考えてもう5年くらい経っていますが、いまだに完成せずにいます。20年以上前はホームページ・ビルダーとか、DreamWeaverとか使ってやっていたこともありますが、あの時は新しい技術にワクワクしながらいろいろやって楽しかったのを覚えています。でも毎日更新したり他のサイトと交流するのが義務のようになると辛い時もありました。しかし、ホームページに掲載するネタ作りのおかげでたくさんの人に出会えたので本当によかったと思っています。


 その後はさまざまな個人のSNS、ユーチューブ、フェースブック、ツイッター、アメブロなどなど遍歴してきましたが、ホームページには手を出していませんでした。個人的な情報発信ならそれだけで要を足すのです。とはいえ、サンパウロ時代にはブラジル別院のホームページを作っていたこともありましたが、それも他の人に任され、わたしが作っていた日本語ページは削除されてしまいました。

 その後はここマリリアのお寺に移ってからもホームページはなかったのですが、毎朝の朝のお勤めの時のお経や感話の資料を配布するのに、まとまったページがひとつあれば、リンクを貼るのが楽になるといつも考えていました。あと、お寺の新聞もたまに出していたのですが、なにかしっくりこない思いを持っています。

 しかし最近、わたしの本当にシンプルで、お寺の日程や様子をお知らせするとともに、毎朝のお勤めのお経のリンクや資料のリンクを貼っておくトップページが欲しいと思うようになってきました。


 先日たまたまネットでAdobeが無料でホームページを作れる環境を整えていると知って、試してみたのが上のページです。 「Adobe Creative Cloud Express」というネット上でもアプリでもできるホームページ作りで。実際ほんと簡単にできました。あとは写真を変えたり、リンクを整えるだけです。毎朝のリンク先はこのブログの別ページにしていましたが、それも全部変えていこうと思っています。
 あとは今までのSNSでもお寺の様子や、ブラジルの様子はお伝えしてきましたが、タイムラインに流れてしまうという欠点もありました。ホームページはその名の通り、変わらない基盤という大切な役目があり、アップデートを追加する機能があるということに気がつきました。

ぼちぼちアップデートしていきますので、ホームページもよろしくお願いいたします。

「ブラジル・シュウちゃんねる」

 

2022/02/24

中日新聞より 「人の世に熱あれ、人間に光あれ」 水平社宣言 「今週のことば」 尾畑 文正 ポルトガル語翻訳付き

noteというブログをほぼ毎日書いています。

本業の僧侶の活動を主に書いています。広告がなくシンプルで読みやすいのが気に入っています。そちらも登録をよろしくお願いします。

https://note.com/izushu/

以下引用







おはようございます。今日も一緒にお参りをいたしましょう。
Bom dia a todos!  Vamos juntos rito matinal.
正信偈 Shoshingue p29
https://www.dropbox.com/s/yzwfdyup0v4wxn8/gongyo-shu.pdf?dl=0

人の世に熱あれ、人間に光あれ。      

水平社宣言


「今週のことば」
尾畑 文正


 一九九五年、元日本軍「慰安婦」 金順徳(キムスンドク)さんらの被害証言を名古屋で聞いた。数年後、彼女たちが住 む「ナヌムの家」(韓国・広州市)で再会した。その帰り偶然入 った仁寺洞(インサドン)の食堂の壁に「人の世 に熱あれ、人間に光あれ」の文字を見た。金順徳さんらとの交流の後でもあり、この言葉が深く私の心を掴(つか)んだ。これは人間であることを奪われた人たちが人の温もり と、過ちに慚愧(ざんき)する人を希求する叫びである。
 今年三月三日は京都市岡崎公会堂での全国水平社創立百年にあたる。宣言は「人間を尊敬する事によって自ら解放せん」と記す。人間を冒涜する歴史を糾(ただ)し人間を尊敬する世界を願う。 それは部落差別にはじまり、あらゆる差別問題につながる。その解放への願いに共鳴するとは、金順徳さんが別れ際に「私たちの存在を忘れないで、 この事実を伝えなさい」と言われたように、人間を侮蔑してきた私たちの歴史の認識を抜きにはありえない。 
(同朋大名誉教授)



“Que haja calor no mundo e luz na humanidade”.      

Declaração do Santuário Horizontal


Palavra da Semana

Bunsho Obata


 Em 1995, escutei o testemunho de Kim Sun-dok, ex-militares japoneses, e outros em Nagoya. Alguns anos mais tarde, eu os encontrei novamente na "Nanum House" (Gwangju, Coréia do Sul) onde eles moravam. No caminho de casa, por acaso entrei num restaurante em Insadong e vi as palavras "Que haja calor no mundo e luz na humanidade" na parede. Foi depois da minha troca com Kim Sun-dok e outros que estas palavras realmente me agarraram. Este é o grito daqueles que foram privados de sua humanidade, pelo calor humano e por aqueles que se envergonham de seus erros.

 O dia 3 de março deste ano marca o 100º aniversário da fundação da Associação Nacional Horizontal no Salão Público de Okazaki, em Kyoto. A declaração diz: "Libertemo-nos, respeitando os seres humanos". A declaração denuncia a história da blasfêmia contra os seres humanos e a esperança de um mundo no qual os seres humanos sejam respeitados. 

Isto se aplica a todas as formas de discriminação, começando com a discriminação contra o povo Buraku. Como disse Kim Sun-dok no final de seu discurso, "Não se esqueça de nossa existência e conte às pessoas sobre este fato", é impossível compartilhar este desejo de libertação sem reconhecer nossa história de desprezo pelos seres humanos. 
(Professor Emérito, Universidade Doho)



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〝記憶〟と生きる[DVD]一般版 (<DVD>)

サイト 「慰安婦問題を考える」
http://sikoken.blog.shinobi.jp/慰安婦証言/金順徳(キム・スンドク)


「ブラジル・シュウちゃんねる」



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